ダイビングボートができるまで
2023年3月就航の新造船「Estrella De Agua」号。
新艇の導入は数年前から考え2020年12月に福岡の前川造船工業に建造の相談を開始して船の大きさから定員、設計、お見積りの流れで何度も設計変更を重ね建造契約。
2022年8月末の建造開始から船の引き取りまで福岡へは5回足を運び打ち合わせや建造中の船を確認しながら2023年1月に完成しました。
予定より2カ月遅れましたが急がずゆっくり丁寧に建造していただきました。
はじめて建造する船、大きさから配置、何をどこに設置するか、使いやすくするためには、考える事いっぱいでした。
ゲストの方の意見も取り入れながら使いやすい船を目指し完成しました。
2022年8月
8月末に福岡の前川造船で建造にあたり設計図を見ながらの打ち合わせを行いました。
シャワーの位置、棚の大きさ、F,甲板へのハシゴの位置、タンクホルダーと座面の大きさや幅など細部にわたって細かい打ち合わせ。
船型も入り、大工さんが型の細かい修正をしていました。
2022年9月
化粧板張り、パテ処理、木型完成。
型用ウレタン塗装、ゲルコート塗装を行い船体の積層。
キャビン下型製作、完成。
機関コーミング。
2022年10月
油タンク型、F甲板キャビン型製作の完了。横フレーム取付と積層が行われ脱型後に船台に移動。主機が搬入され油タンクのエアー圧検査が行われ舵床取付積層、水タンクが搭載されました。
トイレタンクの喫水位置(汚水はタンクにたまり走り出すと海へ排出される仕組み)に問題が生じ設計変更。
2022年11月
温水器、キングストンバルブの取り付けが行われ、船首甲板が搭載されました。
トランザムステップの搭載、機関室の工事と主機を搭載。
製作中の船尾甲板の塗装が終わり船尾甲板も搭載。
同時に製作中のキャビンの上下も完成。
キャビン(下)の搭載が行われました。
電機工事関係者と鉄鋼工事関係者との打ち合わせを行ってきました。
2022年12月
F.甲板の製作と搭載、船首甲板手すりの取り付けが行われ、トランザム回転ラダー、プロペラの取り付け、サッシ枠切明を行いました。
F.キャビンの搭載を行うと船の形が見えて来ました。
屋根とラット台の取り付けが行われ、タンクホルダーと棚の取り付けが行われました。
12月中旬には3回目の打ち合わせを行ってきました。
2023年1月
もうすぐ船も完成。
1月に入ってからは船名やショップ名のシール張り、キャビン内・外の塗装が行われました。
タキロンラバーの施工(床張り)を行い、ハッチやサッシ、ドア、シンク等の取り付け、手すり取り付け作業が行われ、舵やメーター類、スイッチ類の取り付けが終わり完成しました。
1月23日に進水、試運転が行われました。